ロータリークラブの交換留学、学費と生活費は無料!?本当か調べてみた

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現在6歳と4歳の娘たちにぜひ挑戦してほしいと思っているのが「留学」です。

私自身半年間アメリカへ留学した経験があり、ロスの田舎町で経験したこと全てが今の自分の物の見方や価値観に深く影響したからです。だからぜひ娘たちにも世界を見てほしいと思ってます。

ただし、現実には2人の娘に留学させようと思うと渡航費やら滞在費、学費やらで相当な額になるのは間違いありません。

そこで私は、少しでも経費を抑えるために通常の留学エージェント経由ではなく、公的な機関やボランティア団体が主催している留学プログラムを探す事にしました。その第1弾がこちら。

短期留学におすすめ!AIUの国際交流プログラム、高校生は参加費無料!?

この記事は私のブログの中でもかなり人気で、皆さんの留学費用に対する高い関心を感じる事ができました。

今回ご紹介するものは、全て無料とはいかないまでもかなり格安で留学が実現できる留学プログラムです。

対象が中学3年生~高校生ですので、該当するお子さんをお持ちの方にはぜひ知っておいてほしい内容です。ぜひチェックしてみてくださいね!

ロータリークラブとは?

出典:http://rid2630-exchange.com/

まず、知っておかなければいけないのは、「ロータリークラブ」という団体についてです。日本ではあまりなじみのない団体ですが、世界100か国以上で活動されている歴史ある社会奉仕活動、人道的活動を行う団体です。

主に、地元地域や海外で会員は自分の職業や経験を生かして、

平和の推進
疾病との闘い
きれいな水の提供
母子の健康
教育の支援
地元経済の成長

の6つの分野を中心に取り組んでいます。世の中を少しでもよりよくするために頑張っている団体なんですね。

基本的に会員のボランティアで成り立っている団体で、交換留学はこの活動のうちの一つにあたります。ですから、ロータリークラブの交換留学は単なる語学留学ではなく、国際交流を通じた国際感覚を持つ青少年を育成が主な目的にしています。

本当に学費と生活費は無料なの?

出典:http://www.urawahigashi-rc.com/shi_jigyo_seishonen/shi_jigyo_seishonen_007.html

ロータリークラブの慈善活動の一つが青少年交換という交換留学プログラムです。

ローターリー青少年交換はロータリークラブの協力の下、海外に滞在して言語や文化を学びつつ、「世界市民」としての意識を高め養うことを目的としています。

短期留学、長期留学があり、募集内容は以下のようになっています。

【交換期間】
短期の場合:数日~数か月間(春休みや夏休み)
長期の場合:1年間

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【参加費用】
ロータリー負担:
留学中の生活費(食・住)、学費、毎月の小遣い

交換学生負担 :
航空運賃(往復1年オープン)、ビザ・パスポート取得費用、生命・傷害保険加入費、衣料費(制服代含む)、旅行出発前研修(キャンプ)費用

出典:https://www.rotary.org/ja/our-programs/youth-exchanges

公式HPには生活費、学費そしてなんと毎月の小遣いまで支給されるときちんと記載されていました!

もちろん、全ての費用を支給されるわけではなく、航空運賃(15万~40万)海外保険料(12万~20万円)などの経費は留学生負担になりますし、それ以外に大きな費用として旅行出発前研修(キャンプやオリエンテーション)費用が10万円~程かかります。

それでも、普通は全部留学生負担が当たり前ですから通常より格安で留学できると考えてもいいのではないでしょうか?

ロータリークラブでかかる研修費用は負担に感じる方もいるでしょうが、研修を通して留学の心構えや国際人になるための講義が受けれると思えば必要な経費と考えられますね。

細かな費用は地区やクラブによって異なるので、自分の地域のロータリークラブへ直接問い合わせるのが一番確実だと思います。※下に地区一覧表があります。

募集条件は?

出典:https://www.dreamstime.com

募集条件は各地域のロータリークラブで異なるようです。ただし、どこの地域もだいたい共通して

・当地区内に在学又は在住する中学3年生~高校生
・オリエンテーションに参加できる者
・帰国後、帰国学生として当プログラムに参加できる者
・国際親善の推進に意欲がある者

などの応募資格があります。しかし、特にロータリークラブの会員でなくても、中学又は高校の校長先生の推薦があればOKだったり、会員から優先的に選ばれても枠がまたあれば留学生に選ばれるチャンスがあります。

試験や面接はあるの?

出典:https://twitter.com/urawaminami2/status/613176893093777408

以前紹介したAIUの国際交流プログラムでもそうですが、このような留学援助がある留学プログラムは希望者も多いので、大抵、選抜試験や面接があります。

ロータリークラブでは地区によって異なるのですが、例えば福岡に本部があるロータリー第2700地区内(福岡県、佐賀県の鳥栖地区、長崎県の壱岐・対馬地区)の試験内容は

一般常識、英語、小論文、本人面接、保護者面接

となっており、受験料が8000円必要です。

英語はもちろん話せるに越したことはないですが、特に面接では、積極性や留学に対する情熱などが見られるようです。

渡航先は?

出典:https://www.rotary.org/ja/our-programs/youth-exchanges

U.S.A.、カナダ、オーストラリア、中米、アジア、インド、ヨーロッパ等々が渡航先で、英語が得意な留学生から英語圏が決まるという口コミを読んだことがあります。

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英語圏に限らず色々な国を訪れるチャンスがあるのは、まさに英語という語学を学ぶだけではないというのがわかりますね。

ただしこんな注意も

しかし、ロータリークラブは、一般の語学研修留学等と異なり、国際的なボランティアの上に成り立っているため、留学生はこんな制約もあるのを覚えておいて下さい。

・派遣先の希望は聞くが、必ず希望国や英語圏に留学できるとは限らない。
・派遣国決定後の辞退は認められていない。
・留学生の家族はホストファミリーとして外国人留学生の受け入れを依頼される可能性がある
・派遣前・派遣中・派遣後の約3年間「ロータリーファミリー」の一員として、ロータリークラブの 行事に参加する義務がある。

などなど主なものでこれだけあります。

ですから、体験者の中には、一般の留学と異なり、国際人としての自覚を持つよう行動を自粛したり、レポートで報告したりと少々窮屈に感じる事もあるようです。

しかし、語学研修&旅行ではなかなか実感できない国際感覚や奉仕の精神、現地学生との交流などがロータリークラブの交換留学でしかできない経験がたくさんできると期待できます。

ロータリークラブ地区一覧

ロータリークラブは、こちらのWikipediaによると、2014年12月現在でクラブ数2,287、会員数88,328人(参照:ロータリー公式誌)在籍しています。

日本は3ゾーン編成で、以下の34の地区に分かれています。

  • ロータリージャパン
  • 東京RC
  • 大阪RC
  • 神戸RC
  • 京都RC
  • 壱岐RC

第一ゾーン

  • RID2500(北海道東部)
  • RID2510(北海道西部)
  • RID2830(青森)
  • RID2520(岩手・宮城)
  • RID2540(秋田)
  • RID2800(山形)
  • RID2530(福島)
  • RID2560(新潟)
  • RID2840(群馬)
  • RID2550(栃木)
  • RID2820(茨城)
  • RID2790(千葉)
  • RID2770(埼玉南東)
  • RID2570(埼玉西北)

第二ゾーン

  • RID2580 (東京・沖縄)
  • RID2750(東京・北マリアナ諸島・グアム・ミクロネシア・パラオ)
  • RID2590(横浜・川崎)
  • RID2780(神奈川)
  • RID2610(富山・石川)
  • RID2600(長野)
  • RID2620(静岡・山梨)
  • RID2760(愛知)
  • RID2630(岐阜・三重)

第三ゾーン

  • RID2650(福井・滋賀・京都・奈良)
  • RID2640(大阪府南部・和歌山)
  • RID2660(大阪府北部)
  • RID2680(兵庫)
  • RID2690(岡山・鳥取・島根)
  • RID2710(広島・山口)
  • RID2670(愛媛・香川・徳島・高知)
  • RID2700(福岡・佐賀、長崎の一部)
  • RID2740(佐賀・長崎)
  • RID2720(熊本・大分)
  • RID2730(鹿児島・宮崎)

参照:「ロータリークラブ」Wikipedia

ぜひロータリークラブの留学、チャレンジしてみよう!

今回の記事をまとめますと、

・ロータリークラブは世界100か国以上で活動されている歴史ある社会奉仕活動、人道的活動を行う団体

・ロータリークラブの交換留学には短期と長期があり、ポピュラーなのが長期プラン。

・留学中の生活費、学費、毎月の小遣いなどを支給してもらえる。

・試験や面接がある。

・渡航先はU.S.A.、カナダ、オーストラリア、イギリスなどの英語圏から中米、アジア等々様々。

・渡航先は自分で選べない。試験で決まる。 

生活費や学費、毎月の小遣いが支給される代わりに留学前には長期のオリエンテーションや体験の発表など様々な条件はありますが、逆に言うと、それだけ留学することの意義を留学生本人にしっかりと考えてもらう素晴らしいシステムとも言えます。

お得に留学できてしかも内容はとても充実しているロータリークラブの交換留学。興味がある方は上記の自分の地域のロータリークラブHPに訪問して色々と調べてみましょう!
必ずヒットするかと思います^^

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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