ロータリークラブの青少年交換プログラムは、他の交換留学プログラムと比べて、学費と生活費がいらないとてもお財布に優しい留学プログラムです。
今回は、ロータリークラブの青少年交換プログラムで留学したい人のために選考試験の内容や面談について紹介したいと思います。
人気の留学プログラムなためやはり選考倍率は高いのでしょうか?内容はどういったものなのでしょうか?気になる所を調べてみました。
ロータリークラブの青少年交換プログラムとは?
出典:https://hanakokusai.wordpress.com
まず、ロータリークラブが主催する交換留学プログラムですが、こちら正式には「青少年交換プログラム」(ROTARY YOUTH EXCHANGE)と言います。
注意してほしいのがこの青少年交換プログラム、ただの語学留学ではありません。
このプログラムでは、高校生が一定期間(10ヶ月~1年間)他国へ親善大使として派遣され、現地でホームスティをしながら多くの人と交流したり、そこの文化や風習を学んだりすることで、将来国際人として活躍できる人材を育てる事を目的としています。
※詳しくはこちら。
ロータリークラブの交換留学、学費と生活費は無料!?本当か調べてみた
ロータリークラブとしては、そこの地区を代表して親善大使として高校生を派遣するわけですから、なるべく留学生は国際親善にふさわしい人物を選びたいと思っています。
では、具体的にどんな選考が行われているのでしょうか?
選考内容は地区毎に異なる
出典:http://moriyama-rc.jp/activity.php?p=12
ロータリークラブの青少年交換プログラムの内容は、日本全国にある34の地区毎に内容が決められています。
例えば、RID2750(東京・北マリアナ諸島・グアム・ミクロネシア・パラオ)
の2018-19年度募集要項を参考にすると、
選考試験
一次試験:ロータリーの知識・英語・数学・小論文・学生面談
二次試験:[面接試験]学生面談、保護者面談
とあります。地区によって、選考内容は異なるので、必ず自分が住んでいる地区のHPを訪れて、内容をチェックしてくださいね。
ただし、Yahoo知恵袋や経験者の体験ブログなどを読んでいると、全体的な傾向として筆記試験は一般的な教養や知識があれば問題ないようです。
成績は良いに越したことはありませんが、それよりもかなり重視されるのが面談です。ロータリークラブの青少年交換プログラムは、先ほども触れましたが、国際親善に役立つ人材の育成が目的なので、この理念に沿った人材かどうかが選ばれる大きなポイントになると思われます。
つまり、自分が日本を代表して日本の良さをアピールできる人材であること、また、他の国の文化や風習を理解し、うまくコミュニケーションがとれる人材であることをアピールできるかどうかが合否の判断に影響すると考えられます。
面談で押さえておくべきつの質問事項
出典:http://rid2650-pub.com/kyotojoyo/2016/08/11/
では、その大事な面談ではどういう質問がなされているのか見ていきましょう。
Yahoo知恵袋で紹介されていた元選考委員のAさんが紹介していた試験内容は、論文と面接と英検3級程度のペーパーテストで、面談では
1.このプログラムに応募しようと考えた動機
2. 派遣先はどこの国を希望するかとその理由
3. 学校での得意科目や苦手科目、そしてその理由
4. 時事・社会問題について
5. 最近読んだ本とその感想
以上のようなことが聞かれるということでした。しかし、別の地区で試験と面談を受けたBさんによると、試験は英検3級レベルのペーパーテストと面接のみだったそうです。
その面接では、日本語で自己紹介と日本の紹介それを英語に直すという実践的な内容でした。
つまり、試験内容や面談の質問の傾向は地区毎に違うので、一番確実なのは、自分が申込む地区の事務局に直接問い合わせることです。そこで、事務の方に直接試験内容をより詳しく聞いたり、また、留学を実際経験した方と連絡をとって話を聞いたりと生の声を聞くことがかなり有効です。
選考に通るにはコネが大事
出典:https://d.facebook.com/RID2700/?__tn__=%2As-R
ロータリークラブの青少年交換プログラムは、地区ごとの情報があまりなく、経験者の口コミも古い情報が多いので、まずは自分の周囲にロータリークラブに所属している人がいないか聞いて回りましょう。
そこで、もし知人、親類にロータリアン(ロータリークラブの会員)がいらしたらしめたもの‼そのロータリアンの方にフルにお世話になりましょう。そうすればそのロータリアンの方から色々と口添えをしてもらうことでかなり高い確率で選考に通るかと思います。
もし、特にロータリアンの知り合いがいなくても、自分からクラブへ出向いて働きかけてコネクションを作りましょう。事務局の方、実際留学を経験されたOBの方、色々な方と知り合いになって、相談することで、有益な情報をもらうことができます。
選考委員の方々だって人間です。一度も会ったことのない学生よりも真摯に何度もクラブへ足を運んできて顔見知りになった学生に好意をもつことは大いにあると思います。
ぜひ時間を惜しまず、頭で考えず、行動に移してみて下さい。
コネなしでもチャンスがあれば受かる
語弊があってはいけないので、言っておきますが、もちろんコネがなくても合格している方もいます。
ただ、口コミの中には、「まず、ロータリアンの家族、知り合い、親戚等でプログラム参加希望者がいたらそちらが優先される。」とありました。しかし、それでもまだ枠が埋まらず応募者が残っていた場合など、一般の高校生にも同じようにチャンスがあるようです。
コネなしで試験や面談に臨む時は、自分がどういう人間でどうこのプログラムに適している人材かわかってもらうようしっかりとアピールしましょう。コネがなくて不利な分、しっかりと準備をして挑めるかどうかがカギとなってくるでしょう。
都市部は倍率が高く、地方は低い傾向
出典:https://rijyec.org/koukan
人口が多い都市部(特に東京周辺)はどうしても倍率が高くなる傾向があるようです。逆に地方は定員割れしていて、運が良ければ1人しか応募者がいなくて即採用ということもあるようです。
こちらもまずは地元のロータリー事務局へ相談する際に「採用人数と倍率はどうですか?」と聞いてみましょう。そうすれば、具体的な数字は教えてもらえなくても、例年の傾向などヒントはもらえる可能性があります。
ただ会員数が少なくなり、交換留学生を送り出せないクラブもあるとのことです。もし自分の地区がそういうクラブの場合、他の公募を行っているクラブで申込みができるかといった相談も積極的に進めていきましょう。
まずは近くのロータリー事務局へ問い合わせを
ロータリークラブの青少年交換プログラムの試験や面接についてまとめます。
・筆記よりも面接が重要。
・コネを作るとかなり有利
・都市部は倍率が高く、地方は低い傾向
・自分の地区のロータリー事務局に積極的に問い合わせる
中々情報が少なくて、ハッキリしたことが言えない部分が多いですが、確実な情報をえたい場合はやはり自分の地区のロータリー事務局に問い合わせてみて下さい。
- ロータリージャパン
- 東京RC
- 大阪RC
- 神戸RC
- 京都RC
- 壱岐RC
第一ゾーン
- RID2500(北海道東部)
- RID2510(北海道西部)
- RID2830(青森)
- RID2520(岩手・宮城)
- RID2540(秋田)
- RID2800(山形)
- RID2530(福島)
- RID2560(新潟)
- RID2840(群馬)
- RID2550(栃木)
- RID2820(茨城)
- RID2790(千葉)
- RID2770(埼玉南東)
- RID2570(埼玉西北)
第二ゾーン
- RID2580 (東京・沖縄)
- RID2750(東京・北マリアナ諸島・グアム・ミクロネシア・パラオ)
- RID2590(横浜・川崎)
- RID2780(神奈川)
- RID2610(富山・石川)
- RID2600(長野)
- RID2620(静岡・山梨)
- RID2760(愛知)
- RID2630(岐阜・三重)
第三ゾーン
- RID2650(福井・滋賀・京都・奈良)
- RID2640(大阪府南部・和歌山)
- RID2660(大阪府北部)
- RID2680(兵庫)
- RID2690(岡山・鳥取・島根)
- RID2710(広島・山口)
- RID2670(愛媛・香川・徳島・高知)
- RID2700(福岡・佐賀、長崎の一部)
- RID2740(佐賀・長崎)
- RID2720(熊本・大分)
- RID2730(鹿児島・宮崎)
参照:「ロータリークラブ」Wikipedia
ぜひ留学を実現させてくださいね!
最後まで読んでくださりありがとうございます。