【小学生の忘れ物】忘れ物が多いとどうなる?母親が知っておくべき4つの弊害

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忘れ物が多い子どもをほっておくと一体どうなってしまうのでしょうか?

 

「忘れ物をしたら自分が困る。だから何回か忘れ物で失敗したら反省して自分で直していくだろう。」

 

 

こういう指導方針を「自業自得方式」といって、小学校中学年頃になると忘れ物が多いのに手を貸さない保護者が増えるという現状があります。しかし、こうして忘れ物が多いのに自己責任だと放置しておくと子ども次のような弊害が見られることがあります。

弊害1. さらに忘れ物が増え、自信をなくす

まだまだ忘れ物が多い状態なのに上の学年へいったからとサポートを一気に減らしても忘れ物はなくなるどころか増えてしまうことが多いです。

 

忘れ物が多いと先生や友達の信頼も失っていき、引け目を感じたり、自信を失ったりして自己肯定感が低くなってしまいます。

 

 

弊害2. 授業についていけなくなる

小学校の学級や算数少人数で教えていて私が特に困ったのは「忘れ物が多い子」でした。

 

例えば算数の時間。分度器やコンパスといったその単元でしか使わない道具を忘れてしまうと教師も用意した数に限りがあるので、貸してもらえず、まるまるその授業は何もできない・・・ということがおこります。

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図工の時間などもっと悲惨で、材料がなければ、絵の具道具がなければ、授業自体に参加することができずに全く別の事をさせられることもあります。こういうことが続くと間違いなく授業についていけずに、学力に差が出てしまいます。学習の準備物が不足すると勉強にも影響が少なからず出るのです。

 

弊害3. 子どもも自業自得方式を身につけてしまう

親が「忘れる=悪」「忘れる=自分が悪い」という考えをあまり強調して子どもに教えると、子どもは今度はそれを友人に応用して伝えてしまうことがあります。

 

忘れ物をした友人に「忘れるお前が悪いんだよ。」と冷たい態度をとったり、なかなか物を貸してあげなかったりと親の自業自得方式の考えが刷り込まれて子どもの友人関係にも影響が出る可能性があります。自立を促すために用いた放任主義が子どもの対人関係を悪化させる原因にもなるというのはこわいですね。

 

 

弊害4. 親を「冷たい」と感じるようになる

私の知り合いの先生に児童の自立を促すために最初から最後まであまり指示を出さないタイプの方がいました。その先生は4年生のクラスの保護者の一人に「子どもが先生を冷たいと言っている」とクレームを受けたそうです。

 

私の推測ですが、言葉があまり少なすぎたり、コミュニケーション不足だと先生の真意は子どもに伝わらず、子どもは単に「先生は冷たい」と感じてしまったのかもしれません。

 

親子関係でも似たようなことが言えます。
(忘れ物をして困ったのに親は何も言ってくれない・・・)こういう思いをしているとだんだん子どもは親の愛情を感じれず、愛情不足になり、色々と問題行動を起こしてしまいます。

 

 

子どもの成長を見てサポートを変えていこう

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今回は忘れ物が多い子に自業自得方式は逆効果だということをいくつかの弊害を例にご紹介しました。

 

子どもが成長するにつれ、いつかは自分で全てやるべき年齢に達しますが、それでも必要とあらば親は温かいサポートをしてあげるべきです。ましてや、まだ小学校低学年~中学年のうちは放任主義で忘れ物をなくすのは時期尚早だと認識してください。忘れ物が多いお子さんには

 

子どもが自分で忘れ物を減らすような合理的な方法や

子どもがやる気のでる誉め言葉

 

こそが必要です。

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お子さんが忘れ物が減るまでは放任主義は捨て、忘れ物がなくなるような温かい具体的なサポートをしてあげてくださいね。

最後まで読んでくださりありがとうございます!

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