不登校でも高校進学したい!出席日数や内申点、入試のハードルが低い高校はどこ?

 

不登校になってしまってもせめて高校卒業資格ぐらいは…

 

不登校になった中学生のお子様の保護者の中にはこう願う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかしそう願う一方で、

・中学校の出席日数が足りない
・内申点が低い
・学力が不安

 

などの面でお子さんの高校進学を不安に思ったり、中にはあきらめてしまう方もいるかもしれません。

しかし、結論から言うと、中学校の出席日数や内申点、学力の有無に関係なく進学できる高校はあります。

 

不登校の子供を受け入れている高校は大きく分けて以下の3つ。

(1)通信制高校(フリースクール)
(2)定時制高校
(3)全日制高校

 

海外留学という方法もありますが、上記3つの方法に比べると資金面をはじめあらゆる条件でハードルが高いため今回は省きます。

 

ここでは、通信制高校(フリースクール)・全日制高校・定時制高校のしくみを比較しているので、それぞれの違いを見比べて、お子様の学校選択の判断の参考にされてください。

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3つの高校のしくみを比較

入学制度・学校のしくみ・卒業後の進路など

通信制
(フリースクール)
定時制 全日制
入学試験 書類選考/作文/面接 国語/英語/数学/面接 公立5科目 / 私立3科目
新入学時期 4月・10月 4月 4月
転入・編入時期 随時 学期末、年度末など 学期末、年度末など
初年度費用 公立年5万円~
私立年25万円~
公立年7万円~
私立年50万円~
公立年25万円~
私立年75万円~
学習方法 マンツーマン指導や参考書、動画授業等によるレポート作成 教師による授業 教師による授業
個別授業
学歴 高校卒業 高校卒業 高校卒業
登校日数 自由
※週1~5回程度
週5日 週5日
通学時間帯 自由
午後からや土日のみも可
朝~
(1日5~8時間)
夕方から
(1日4時間程度)
大学進学率 約17% 約13% 約56%
専修学校進学率 約20% 約17% 約16%
就職率 約20% 約41% 約17%

参照:通信制高校ナビ(https://www.tsuushinsei-navi.com/tsuushinsei/hikaku.php

 

通信制高校(フリースクール)の特徴

通信制高校は、レポートやスクーリング(対面授業)、試験などを通じて単位を取得することで高校卒業資格が得られます。

 

通信制高校の入試は、面接と簡単な筆記試験や作文のみです。出席日数や内申点が入学に影響することはほとんどないので、入試で5科目必要で、出席日数や内申点が影響する全日制に比べると格段に入りやすいです。

ただし、入りやすい反面、通信制高校は基本通信教育なので途中で離脱するケースが少なくありません。ですから、学校の体裁を整えた塾のようなフリースクールへ通うことで通信生が無事卒業できるようサポートしています。

 

通信制高校が全日制や定時制と大きく違うのは以下の3点。

 

学習方法

通信制高校の場合、基本は自宅学習で、主に参考書や動画配信された授業を観て行う自学が主体となります。しかし、中々自分1人では勉強を進められない生徒も。そんな生徒の為にフリースクールがあります。

 

フリースクールの場合、それぞれの学校で違うのですが、例えば、あるフリースクールだと、

・2学期制で、教科ごとの先生や担任がいる
・学力性クラス分けと個別カリキュラム
・体育や家庭科などの授業や専門分野の体験コースもある

等の特徴があります。登校日数は自由とありますが、中には週5日の登校が必要なフリースクールもあり、週5日登校が満たない場合は、放課後や休みの日に補修授業を通わなければ単位が取得できないところもあります。

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登校日数

通信制高校で卒業するためには単位が必要です。基本的には在宅での学習なので、登校日数は関係ありませんが、もしフリースクールへ通って単位を取得する場合は上記のように出席日数を満たさなければいけない場合もあります。

通学時間帯

全日制や定時制では始業時間が決まっていますが、通信制高校で在宅で単位を取る場合はもちろん自由。ただし、フリースクールの場合は、時間割が決められているため始業時間は決まっています。しかし、全日制に比べると、朝起きられない生徒が多い為遅めです。

 

定時制高校の特徴

通信制高校に比べると定時制高校は、毎日学校へ通学しなければいけない分、不登校児には少々ハードルが高い面があります。

また、年齢や境遇が多種多様な定時制高校は、中には素行の悪い生徒(いわゆるヤンキー)がいる場合も。ですので、クラスメートにどんな人がいるかは事前にチェックしておいたほうが無難でしょう。

しかし、通信制と比べると、教師や友人との交流が多く、給食や部活、学校行事などの学校生活が送れることも大きな魅力です。また、全日制と比べると、入試の難易度が低く、内申点もあまり重要視されないため入学しやすいというのもメリットです。

 

学校の雰囲気を確認するためにも事前にオープンスクールなどを利用して見学することをお勧めします。

 

全日制高校の特徴

3つのタイプの高校の中で不登校児にとっては一番ハードルが高いのが全日制。

ハードルの高さの要因として、

・入試に中学時代の出席日数・内申点が関わる
・週5日6時間程度の一斉授業
・進級するには進級条件を満たす必要がある
・中学時代の友人と再会するリスクがある
・再び不登校になった時にトラウマが大きくなる場合も

などが挙げられます。

しかし、通信制、定時制と比べると、進学率は断トツの約56%。最近ですと、「不登校枠」という不登校で成績がつかず内申点が低くても入試の他に面接や作文で受験できるという入試枠があります。

しかし、この不登校枠というのは、あくまでお子様ご自身が「全日制の高校へ進学したい」という意思があるのが前提です。

「不登校枠」での受験は、一般入試より競争率が高くなる可能性もあるので、まずは在籍している中学校又は市の教育委員会等で問い合わせてみてはいかがでしょうか?

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まとめ

これらを総合すると、

〇通信制や定時制は、中学の頃不登校でも出席日数や内申点はほとんど関係ないため入りやすい。

〇通信制の場合は、入試は作文・面接で終わるところが多い。定時制も入試試験があっても全日制よりも易しい。〇通信制高校は、家庭での自学をサポートするためフリースクールへ通うことも可能。フリースクールでは定時制や全日制のように授業を受ける事ができる。〇全日制高校でも、「不登校枠」という入学資格を利用して入試を受けることができる。

 

通信制高校(フリースクール)、定時制高校、全日制高校それぞれの高校でメリットデメリットあると思います。それぞれの学校の特徴をしっかりと踏まえたうえで、自分が最後まで続けられそうな進路を検討してみて下さい。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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1 個のコメント

  • 中2男子の母様

    貴重なご意見ありがとうございます!実際に不登校のお子様をお持ちの保護者の方からのご感想やご質問は大変ありがたいです。

    さて、早速ご質問の内容の「フリースクールは主に不登校生の居場所であり、通信制高校と連携しているのはサポート校ではないでしょうか。」について。

    ご指摘の通り、フリースクールが通信制高校のサポートの役割をしているという旨の記述はネット上では見当たりませんでした。

    ではなぜ「フリースクール」という言葉を使用したかというと、参考にした本(『娘が不登校になりました。「うちの子は関係ない」と思ってた (本当にあった笑える話)』著:小林薫)の中で、

    「娘の通っていたフリースクールの高等部は、通信制高校の『技能連携校』というタイプの高校だった。」という記述があり、私の方で、通信制高校をサポートする役割をフリースクールは担っていると解釈した次第です。

    また、同書籍には実際に長女がフリースクールの高等部に通われた著者の小林さんが「フリースクールは大手チェーンの通信制高校の分校みたいなもの」とも記述されていたので、その表現を使わせてもらいました。

    この書籍にはそのフリースクールには高校の卒業資格が得られるためのカリキュラムがあることや実際に娘さんが通う様子などが詳しく書かれてあるので参考になるかと思います。

    今回の記事は体系的に広範囲にまとめたかったためあえて上記の補足的な説明は省かせてもらいました。しかし、実際に悩まれている保護者の方々が本当に知りたいのはこの細部の部分だと改めて認識したので、今後追加していこうと思います。貴重なご意見ありがとうございました!

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