【小学生の母子分離不安】先生たちは不登校についてどう思っている?

私は7年間小学校の教員をしていた経験があります。

そしてある小学校で、母子分離不安症で不登校気味だった当時小学3年生だったA君と出会いました。

学校側としては、なんとかA君が少しでも教室で授業を受けられるようサポートをしていて、周囲の先生たちも温かく見守っている・・・と当時の私には映っていました。

 

しかし、今思えば、私を含め学校の先生たちはA君に対して考え方や取り組みに問題があったのではないか?と感じています。

 

実際私がA君を担任していた時の学校の様子をまとめます。

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「私がなんとかしなきゃ」
間違った認識で動く教師

このタイトルの教師、実は私のことです(-_-;)。

 

A君は、2年生で不登校気味になり、お母さんが一緒じゃないと授業を受けれないいわゆる「母子分離不安」の状態のお子さんでした。

 

私が担任となった3年生になった1学期は全く普通に学校へ通えるようになってお母さんも私も安心していました。

 

しかし、2学期の途中からまた次第に母子分離不安が始まり、A君が授業を受けている間、お母さんは廊下で立ちっぱなしで待機し、A君が何かつまづいたら助言するという日々が徐々に増えてきました。

 

当時不登校について「私が頑張ればなんとかなる!」という間違った熱血指導をしていた私は、A君をお母さんから早く自立させなきゃとある日から学校玄関先でお母さんは帰すという試みをしていました。

 

今ならこの刺激は早すぎるし、全くもってうまくいかないとわかりますが、当時は泣き叫ぶA君を力づくではがす毎日に「これでいいのか?」と疑問に思いつつ、でも周囲に止める人はおらず、私は後には引きない気持ちで続けていました。

 

もちろんA君の状態は悪化の一途をたどるばかり。。。

 

この私のように、不登校に対し「担任がなんとかしなければ」というプレッシャーから児童や保護者に過度な登校刺激をさせてしまう先生もいます。

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事なかれ主義の校長

A君の状態が悪化していく中、誰かにすがりたい気持ちで当時の私は思い切って校長先生に相談することに。

 

話の詳細はわすれてしまいましたが、校長先生はどうやら毎日のA君と私の玄関先でのやりとりを知っていたらしく、

 

「玄関先で無理に母親とA君を離れさせるのは止めたほうがいい」

 

と指摘下さいました。

 

この言葉を聞いて、やっぱりそうか・・・と思う反面、

 

(そう思っているならなんでもっと早く言わないの?

なんで私が聞くまで何もアドバイスくれないんだ!)

 

と受け身な校長の対応にイライラっときたのを覚えています。

 

元々この校長先生はあまり物事を荒立てたくないタイプで、

 

特にその年は退職前の年だったので平穏無事に過ごそうとしていたのかもしれません。
※教員の間ではそう噂されてました。

 

このように担任の私とお母さんはA君への対応に必死なのに対し、校トップの校長は問題を認知していながらも担任に対して自分の意見を言わない、問題に対処しないということもありました。

 

A君に対して言い放った主任の衝撃の言葉

また、こんな先生もいました。

 

当時A君は、お母さんが廊下で見守るという条件の下、なんとか学校へ登校はしていました。

 

しかし、よくお母さんが何時に帰るか決める時、A君はいやいやを連発して、駄々っ子のように泣いたり大声を出したりしていました。廊下中に響きわたっていたので、3年の別のクラスにも聞こえていたようです。

 

ある日、そんな様子のA君を隣のクラスの3年生の主任(年配の男の先生)が話に持ち出して、一言。

 

(駄々をこねるA君を見ていると)も~~う、(おれが親なら)ひっぱたたたきたくなるね!

 

と職員室でいきなり私に言い放ったのです。

 

「・・・・え!?」

 

聞いた瞬間は、びっくりしました。内心(どうしてそうなるの??)と主任の心理が理解できませんでしたが、話をよ~く聞いてみると、

 

とにかくA君は甘えている

3年生の男の子があんな駄々っ子みたいなまねは見っともない!

 

というようなことを言っていました。

 

母子分離不安のお子様をお持ちの保護者が聞いたら、それはそれはショックな話ですが、「不登校児=甘えている」と考える教員は少なくないと思います。

 

教員みんなが不登校する児童に対して寛容的ではないということです。

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教員もどう接すればいいのか悩んでいる

この男性教諭のようにA君を完全に「甘えている!」とみなしてイライラするような先生はさすがに他にはいなかったですが、

 

A君が2年生だった時の担任の男性教諭は、A君について「教室に来るよう声掛けはするがなかなかねぇ・・・。」と対応に困った経緯を私に話してくれました。

 

私から見ると、この男性教諭の授業は素晴らしく、学級経営も見事な先生で尊敬していたのですが、A君の対応に関してはいつも苦笑いで解決策がわからない様子でした。

 

ベテラン教員ですらも母子分離不安の子どもの対応がわからない

 

これが現実に私の周囲にいた先生の様子です。

 

もちろん、小学校の先生の中には、母子分離不安の症状に理解があり、柔軟な対応をできる先生もいます。

こんな風にできる先生というのはなかなかいそうでいないんですよね~。

 

たまたま私の周囲にはそういう先生がいなかった・・・ともとれるでしょう。

 

でも、現実には小学校の先生でも不登校児に対してうまく対応できない場合もあるというのを保護者の方には知ってほしいと思います。

 

先生だからといって全ての問題に対して答えを持っているというわけではなく、問題があれば先生と一緒に解決策を探すというスタンツでいた方が解決の糸口を見つけやすくなると思います。

 

母子分離不安の専門医やスクールカウンセラーに
必ず相談してください。

今回伝えたかったのは、小学校の先生でも不登校児や母子分離不安を抱える児童に対する知識や経験にはバラツキがあるということです。

 

だから、もしお子さんに母子分離不安の症状が出て、登校渋りなどが続きてしまっているなら早目の段階で、スクールカウンセラーや病院の専門医に相談下さい。

登校渋りが長引くとやはり不登校が長期化する傾向があります。

 

担任1人の力では事態が変わらない場合も、やはり不登校など問題を抱える子どものサポートをしてくれるスクールカウンセラーや母子分離不安に詳しい精神科の専門医から的確な指示や方針を聞くといい方向に向かうことも多いです。

 

とにかく一人で抱え込まず、担任任せにせずに行動してみましょう!

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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