【小学生の忘れ物】NHK『噂の保護者会』で語られた忘れ物をする原因と対策

こんにちは。
元小学校教師のともママです^^
忘れ物をしょっちゅうよくする長女をもつ私には以前から「忘れ物」についてこのブログで話題にしていました。

 

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すると、ちょうど2018年6月14日オンエアされた『噂の保護者会』のテーマが「どうして忘れ物をするの?」という話題で、内容がかなり参考になったので、こちらでシェアすることにします。忘れ物をよくするお子様をお持ちの方におススメの内容です!

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忘れ物に悩む保護者は世にたくさんいる‼

「なんでうちの子はこんなに忘れ物が多いのかしら・・・」と悩んでいた私。でも、この番組が独自に調査した「子どもの忘れ物に困ったことがある」というアンケートになんと78%の保護者があると回答していました。

 

これを聞いて、

 

あ~。やっぱり世の親御さん(特にママさん)、みんな忘れ物に困っているんだなぁ~

と変に安心してしまった私。皆さん、お子さんの忘れ物に何かと悩まされているんですね。

 

子どもがよく忘れ物をする理由とは?

番組冒頭部分では、ホゴシャーズの皆さんのお子さんやご自身がどういう忘れ物をしていたかトークに花が咲いていました。一般的な事では、「プリントを持って帰ってこない」「上履きや宿題を家に忘れた」「メガネを忘れてお母さんが持ってきてくれた」というまぁよくある忘れ物から「パジャマのズボンを履いたまま登校した」とか尾木ママのお子さんになると「ランドセルを忘れて学校へ行った」なんていうのも。うちの娘より上をいく強者もたくさんいてちょっと驚きました。

そこで話題はなぜ「子どもはよく忘れ物をするのか?」という話題に。

 

教育心理学の分野で「人が忘れ物をするメカニズム」について研究している広島大学の湯澤正通教授によると、忘れ物は脳の働きに関係あると言います。

 

↓湯澤教授の著書

 

教授曰く、

 

(忘れ物をするのは)いわば脳の構造なんで、子どもにとって忘れ物というのはある意味当たり前で誰にでも起こることです。年齢と共にワーキングメモリーはあがっていくのは確かです。

ワーキングメモリー・・・一時的に情報を記憶し、処理する能力のこと。いわば脳の「メモ帳」。明日の準備などちょっとしたことはここに記憶される。

 

つまり、子どもはこのワーキングメモリーはまだ未発達で、これは大人になるにしたがい、脳の成長と共に力を増していくものなので、子どもの時に忘れ物が多いのは仕方がないことなのだそうです。

 

なので、教授曰く、「一週間で(忘れ物をしなくなるか)っていったらそうはいかない。保護者も焦らず気長に待つ必要がある。」ということ。なるほど、忘れ物をなくすというのは長期戦を覚悟しなきゃならないというわけなんですね。

ただし、注意点も付け加えられていました。

 

ワーキングメモリーの働きを阻害する物として今一番注目されているのが、ネガティブな感情なんですね。例えば、こう、親が感情的になって怒ると子どもの心の中に親に対する反発だとか悪いことをしたよいうような気持ちがおこるので、そういった気持ちというのは頭の働きを阻害すると言われています

なるほど~。叱られたり、怒られたりして芽生える子どものネガティブな感情って脳の発達にも影響があるんですね。しかも、叱ったからと言って忘れ物は減らないという・・・。

 

でも忘れ物をした子どもに「また??この前もだったじゃない!」と感情的に怒ってしまうのはよくある話ですよね。うちはしょっちゅうです。でも、この叱る行為は脳の成長を阻害してしまうと聞くとまずい!気を付けなければ!と素直に改めようと思いました。

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親が子どもの忘れ物をへらす具体的な対策は?

そこで尾木ママから「叱って子どもにプレッシャーをかけて謝らせるよりも「一緒に対策考えようね」の方が忘れないようになる」というアドバイスがあり、話は忘れ物を減らすためには親は一体どんなサポートをすればよいかという話題へ移りました。

 

番組にいた保護者からは、(冬場マスクを忘れないように)「ドアにマスクを貼り付けていた」「毎朝必ず声掛け」というサポートの声がある一方、専門家の湯澤教授からはこんな提案がありました。

 

得意な記憶する方法で覚えさせる

まず、人が記憶する方法には2つあります。「耳で聞いた音声を記憶する」方法と「頭に映像イメージを思い浮かべて記憶する」方法です。そして、どちらが得意かは人によって違うとのこと。

 

湯澤教授曰く、

 

言葉で何回も言っても忘れちゃうのならイメージの方が得意な可能性がある

とのことです。だから、もし笛を忘れないようにする必要があれば、

 

  • 「頭の中で笛を思い浮かべてごらん」笛をイメージさせる
  •   文字と一緒にイラストを加える

 

このようにすると、耳から聞いてもすぐ忘れる子は記憶しやすくなるそうです。

 

 

子ども自身ができる忘れ物対策とは?

 

でも、子どもが思春期に差し掛かってくると、さすがに親のサポートだけでなく、本人の忘れ物をしないという自覚も大事になってきますよね。そこで、元小学校教師で生徒指導に詳しい京都橘大学の池田教授の提案は以下の通りです。

池田教授曰く、

一番大事なのは(忘れ物をする)事前なんですよね。なぜか忘れ物は起きてから「こらっ」ってなってしまう。でもそれは違うだろうということで、私は忘れ物ってどういうプロセスで出来ちゃうのかなって言う事をやったんです。

要するに、「忘れ物の原因を把握すること」が大事であるということ。そして、原因を把握するには行動を3つに分けて考えるそうです。

 

  • 家に持ち帰る段階・・・連絡帳を書いているか。先生の話をきちんと聞いているか。
  • 準備する段階・・・・・かばんに必要なものを入れているか。間違ったものを入れていないか。
  • 提出する段階・・・・・せっかく学校へ持ってきたのに出し忘れていないか。

 

この3つの段階のどこで自分がよく忘れ物をするかがわかればどこの段階を気を付ければいいか子ども自身で考えることができます。

 

 

例えば、うちの娘は1と3はできていると思いますが、2の準備する段階が苦手です。せっかく宿題やってもかばんに入れ忘れたり、よく床へ落としっぱなしにしたりしてます。そういう自分が苦手な部分を子どもが「あ、わたしここが苦手だ」と自分で気づいて理解することができれば親も応援しやすくなりますものね。

 

 

原因がわかれば今度は対策です。対策の基本としては「自分ができることをする」。例えば、準備するのが苦手なら、「手に書く」「連絡帳やメモ帳に書く」「友達に聞くなどから自分が無理なく挑戦できるものをやらせるのだとか。まとめると、

①自覚すること
②できることをやらせること

 

の2つです。そしてこの話の流れである保護者が、5年生の息子さんが忘れ物を減らすために自らメモ紙に準備するものやわすれたくないことをメモするようになったエピソードを話すと、尾木ママが

 

は~、すごい。(メモをとるなど工夫し出したことは)忘れ物を減らすだけじゃない。学力も上がるの勉強の仕方だとか覚え方などに適用できるでしょう。それから読解力も深まってきます

と大絶賛。なんと忘れ物をしないように工夫することが学力向上につながるということ。私にとってはまさに目から鱗の発想でした。

 

そして親はそんな工夫しようとする子どもの後押しをすることでやる気をより引き出す事がポイントだとのことです。小さいところをつつかず、忘れ物をなくそうと努力する子どもの心を認めて伸ばそうという気持ちが大事なんですね~。

 

 

子どもたち自身の工夫紹介で終わり

 

最後は冒頭で「忘れ物が多い子」というレッテルで紹介された2人のお子さんがいかに忘れ物をしないように工夫しているかが紹介されていました。小学3年生の女の子は「連絡帳にチェックのマスを作って確認したら✅を入れる」とか中一の男の子は「手の消えにくい親指の甲部分に忘れたくないものを書く」などしっかりと忘れ物対策を自分でしていました。

 

ここまで自分で気を付ける子が本当に忘れ物多いのかな?と最後勘ぐってしまうくらいしっかりしたお子さん2名でしたが、子どもは子どもなりに忘れ物をなくそうとがんばっているから保護者は大きな目で気長に待ってあげて下さいというNHK側のメッセージがくみ取れました。

 

 

番組を視聴してわかったこと

今回、「うわさの保護者会」でわかっことを以下にまとめてみました。

〇世には子どもの忘れ物で困った経験がある人がほとんど。

〇子どもが忘れ物をするのはワーキングメモリーが発達していないから

〇ワーキングメモリーが発達するまで忘れ物をするのはなかなか治らない

〇聞くのが苦手なら頭に映像をイメージさせて覚える方が効果的

〇忘れ物をするプロセスを3段階に分ける。子ども自身にどこで忘れるか自覚させる

〇子どもが忘れ物を減らすために自分ができることを見つける

〇親は子どもの工夫を認めて後押ししてあげる

もしお子さんが忘れ物が多くて悩んでいるようでしたら、ぜひ上記の対策でお子さんに合っていると思うものを試してみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでくださりありがとうございます!

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