12月の外国語活動や英語活動に外せないのがクリスマスをテーマにしたゲーム。
本記事は実際に小学校で実践された活動案を参考に作成していますので、特に小学校での外国語活動に生かしやすいかと思います。
ここでは、1~3年生向けの簡単な初級編と4~6年生向けの上級編、合わせて15こ用意しました。上級編といっても少し覚える単語を増やすだけ。ゲームの内容は至ってシンプルなので調整しやすいかと思います。
準備に費やす時間削減のために無料で授業でも使えるテンプレートもご用意しています。今年のクリスマスをテーマにした授業やクリスマス会にぜひ使ってみて下さいね♪
ゲームの前の下準備
ゲームに使うクリスマスのフラッシュカードはこちらのリンク集どうぞ。
⇒【外国語活動や英語活動に!】無料でダウンロードできるクリスマスフラッシュカード6選!
紹介しているサイトは教師向けに作られた海外サイトなので、授業で使用可能です。
低中学年だと5~7種類、中高学年だと7~10種類程度を参考に選んでみて下さい。
【1~3年生向け】カード中心の簡単なゲーム
正しくゲットゲーム(初級編)
【準備するもの】
・クリスマスカード(7種類程度)
※ゲームの前に子どもたちからちょっと離れた壁側にクリスマスのフラッシュカード(2,3セットほど)をばらまいておく。
【やり方】
①4~5列作る。
②最初のプレーヤーだけ立ち、前に立っているAETと向かい合う。
③まず、AETがクリスマスカードを1枚見せ、「What’s this」と言うので、全員で「It’s 〇〇!」と答え、立っているプレイヤーは同じカードを取りに行く。
④見つけた子はAETに渡す。
⑤全員見つけたら②~④を繰り返し、全員できたら終了。
メモリーゲーム(初級編)
【準備するもの】
・クリスマスカード(6種類程度)
【やり方】
①チーム分け(1チーム3~4名)したら各チーム、円に並んで座らせる。
②1チームに最初3枚のクリスマスの絵カードを配る。
③教師又は大人が一枚ずつ読み上げる。読み上げる毎にカードを裏にしていく。
④全てカードを裏に返したら、また教師(大人)が1枚ずつ読み上げる。1つ読み上げたら自分がそのカードだと思うカードの上に指を置く。全員置いたらカードを裏返す。
⑤カードが合っていたらそのまま、間違っていたら裏に戻す。
⑥一番多くカードを表にかえせたチームの勝ち。
⑦3枚、4枚最後は6枚と徐々に増やしていって同じようにプレイする。
宝探しゲーム
クリスマスカードをお宝に見立てて3~4人で探すチーム戦です。カードの種類の数は人数に合わせて調整してください。
【準備するもの】
・クリスマスにちなんだ絵カード(24種類程)
・景品のシール(子どもの人数分)
【やり方】
①事前に準備したクリスマスカード(24種類ほど)を部屋に隠す。
②子どもたちを2~3人ずつのチームに分ける。
③各チームにクリスマスカードを渡す。※1チームにつき3~4枚程割り当てる。
④子どもたちはカードを探す。
⑤3枚全て見つけられたらAELにチェックしてもらう。
(AEL:「What’s this?」全員:「It’s 〇〇.!」)
⑥AELのチェックが済んだら完了!景品のシールをもらい、座って待つ。
こちらでも別バージョンの宝探しゲームを紹介しています。参考にどうぞ♪
⇒クリスマスの大人数用ゲーム!保育園、幼稚園、小学校でもできる簡単なゲームベスト7
絵付きビンゴゲーム
ビンゴゲームは手軽に学習した単語を復習でき、かつゲームの要素もあるのでおすすめです!ただし普通の5マス×5マスでやるとクラス全員が上がるには30分程度時間がかかり間延びしてしまいます。
経験上、3×3マスか、多くても4×4マスがいいです。これだと15分程度で終わるはずです。
印刷するたびにマスの並びのパターンが違うシートが出てくる便利なサイトもありますが、全員違うパターンにしてしまうと時間がかかるので、時短したいなら5パターン位でやるといいですよ。
ここに紹介してあるのはクリスマス用のビンゴシートを全て無料・登録不要でダウンロードできるサイトです。お好みのものを探してぜひ授業に使ってみて下さいね。
⇒クリスマスのゲームにピッタリ♪絵入りビンゴカードの無料テンプレート11選
お手玉カードキャッチゲーム
お手玉を使って「What〇〇do you like?」という質問に「I like 〇〇.」と答えるゲームです。全員カードをゲットできたら座るルールにする事で協調性を育みます。
【準備するもの】
・お手玉
・フラッシュカード
【やり方】
① 7 人程度の円を作り、絵カードを3 セット程度円の中に広げておく。
②全員立って行う。
③全員でかけ声をかける。「what card do you like?」
④お手玉を投げる人が「I like ~. 」と答えてお手玉を投げる。答えのカードにお手玉が乗ったらカードを取る。
⑤全員カードをゲットできたら座る。
「Yes or No」クイズ
「Is this 〇〇?」の質問に「Yes, it is.」「No, it isn’t.」と答えるシンプルなゲームです。チャンツや発音のチェックをした後に取り入れると効果的な活動です。
【準備するもの】
・A4サイズのフラッシュカード
【やり方】
①子どもは全員座っている状態。子どもの前に教師が立つ。
②教師はA4サイズのフラッシュカードを持ち、「Is this Santa?」と聞く。
③子どもたちは合っていたら「Yes, it is.」、間違っていたら「No, it isn’t.」と答える。
④教師はどんどんスピードアップして難易度を上げる。
「サンタの顔作りじゃんけん」ゲーム
【準備するもの】
・サンタの顔シート
・サンタの顔パーツシート
【やり方】
①子ども1人1人にサンタの顔シートとバラバラになった顔パーツ(nose、mouth、eyes、eyebrows、ears)を配布する。
②AETとじゃんけんする。
③買ったら持っている顔パーツの好きなものをとって英語で言って顔のシートの上に置く。
④AETとじゃんけんを繰り返し、全部そろったら上がり。
⑤最後はできた子からどんどん糊付けしていく。
クリスマスバスケット(初級編)
このゲームは「フルーツバスケット」を基にしたゲームです。「フルーツバスケット」は大体小学生なら誰でも知っているゲームなのですぐルールが理解でき、活動に入れるのでおすすめです。3~4人が同じ絵のカードを持つよう設定するとゲームが盛り上がりますよ♪
まず、100均ショップにもあるA4のシールシートにフラッシュカード(5~6種類を3~4セット、人数で調節)を印刷します。シールシートがなかったら、A4コピー用紙に印刷して裏に両面テープを貼ってください。
ゲームを始める前に子どもたち1人に1枚フラッシュカードを配り、胸辺りに貼らせます。全員貼ったら椅子を1人分だけ椅子を取って円状に椅子を並べて座ります。※広いスペースが必要です。
後はおなじみの「フルーツバスケット」の遊び方と同じです。慣れてきたらもう1種類追加して一人で二つの単語を持ち、コールも二つ「Santa」⇒「Santa, Reindeer」と増やすと面白いですよ♪
クリスマスハンターゲーム
グループ対抗のハンカチ落としのようなゲームです。対抗戦でも個人戦でもアレンジ可能です。走るので、広いスペースが必要です。
【準備するもの】
・クリスマスカード グループの数分用意する。
【やり方】
①4~5人のグループを作る。
②2グループ対抗で行う。
③それぞれがカードを持つ。
④ 1人だけ鬼になり、2グループの真ん中に立つ。
⑤鬼がクリスマスカードを1つ言う。
⑦ 言われたカードを持っている人は鬼にタッチされないように反対側に移動する。
る。
⑧鬼にならなかった人が多かったチームが教えてあげるようにする。
【4~6年生向け】簡単なゲームを少しレベルUP!
「5ファイブ」クリスマスゲーム
5の倍数になったら「クリスマス!」と唱えるゲームです。数字を100位まで英語で言える学年なので中高学年向けです。準備物がいらないのですぐに始められます。
【やり方】
①最初は大きな円になって始める。
②1人ずつ「one, two, three, four…」と唱えていき、「five」の人になったら、「クリスマス!」と唱え、また続けて、「six, seven,eight,nine…」と唱えていき、「ten」になったら「クリスマス!」と唱える。5の倍数になったら「クリスマス!」と唱える。
③「クリスマス!」と言えなかったり、間違ったタイミングで言ったらそこからまた1から始まる。
トナカイの鼻はどこ?ゲーム
アメリカのクリスマスではトナカイやスノーメン(雪だるま)の顔を印刷したものを壁にはり、その「鼻」をくっつけるという、日本の福笑い的な遊びがあります。これを応用して、方向を表す単語「Right(右)」「Left(左)」「Forward(前)」「Backward(後ろ)」をゲームで使います。
【準備するもの】
・目隠し(100均ショップにあります。タオルで代用しても可)
・専用のシート
こちらのシートを準備します。
上の写真のとなかいのシートはこちら。
【やり方】
①3人1組のチームを作る。
②各チームぶつからない距離を保って教室壁にトナカイのシートをはる。
③赤い鼻を一つずつ切り取り裏に両面テープか、セロテープを丸めてくっつける。
④プレイヤーを一人決め赤い鼻を持ち、目隠しをしてスタート地点に立つ。他の2人はプレイヤーに英語で方向を指示する役。
⑤2~3チーム同時にスタートし、プレイヤーがトナカイの鼻をより正確に貼れたチームの勝ち。
「Who am I ?」ゲーム
推理ゲームです。ある程度フレーズや単語を習得しておかないと難しいゲームなので、5,6年生向けの活動です。子どもたちがどれだけ学習内容を理解しているか習熟度を測るヒントになると思います。
【準備するもの】
・フラッシュカード チーム分
【やり方】
①1チーム3,4人のチームを作る。
②各チームに6種類程度のクリスマスフラッシュカードを配る。
③AETは
「I have white beard. I wear red coat. Who am I?」
「I have long two horns. My boss is Santa. Who am I?」
「I am white. I am round. I I don’t like fire. Who am I?」
などある単語を連想させる質問を投げかける。※既習のフレーズを使う。
④子どもたちは答えだと思うカードをあげる。
⑤一番正解が多かったチームが勝ち。
メモリーゲーム(上級編)
初級編では6種類でしたが、中高学年なので倍の12種類用意します。公民館の子ども対象の講座で実際にやっていた活動で、最初12種類は無理だろうと思っていましたが、チームで集中して行うと全てあっているチームいました!ぜひ12種類、トライしてみましょう!
【準備するもの】
・クリスマスカード(12種類程度)
【やり方】
①チーム分け(1チーム3~4名)したら各チーム、円に並んで座らせる。
②1チームに最初3枚のクリスマスの絵カードを配る。
③教師又は大人が一枚ずつ読み上げる。読み上げる毎にカードを裏にしていく。
④全てカードを裏に返したら、また教師(大人)が1枚ずつ読み上げる。1つ読み上げたら自分がそのカードだと思うカードの上に指を置く。全員置いたらカードを裏返す。
⑤カードが合っていたらそのまま、間違っていたら裏に戻す。
⑥一番多くカードを表にかえせたチームの勝ち。
⑦3枚、6枚最後は12枚と徐々に増やしていって同じようにプレイする。
正しくゲットゲーム(上級編)
「正しくゲットゲーム」(初級編)の応用編です。中高学年なので、最初は1人1種類のカードだけ持ってきますが、一巡したら、今度は2枚、更に次は3枚・・・という風に増やしていきます。
3枚位になると忘れる子も出てくると思いますので、忘れたらAETの所まで戻って聞いてもOK!にしてあげましょう。
クリスマスバスケット(上級編)
「クリスマスバスケット(初級編)」を基にしています。中高学年なので、最初は一人カード1種類にして遊びますが、途中からもう1種類追加します。そして、コールする人は、「Santa、Reindeer」という風に2つコールします。
コールされた単語のカードを持っている人は別の椅子に移動しなければいけません。もし時間があるようなら1人3~4種類まで増やすときっと盛り上がりますよ♪
楽しいゲームで学習内容を定着させよう♪
私も長年ネイティブの先生と親子英語サークルで子どもたちと様々なゲームをしています。その時に感じるのは、子どもたちが英語を覚えるのはやはり「(歌やダンスして)楽しい時」や「(勝敗がかかって)真剣な時」です。
フラッシュカードを使って単語を覚えるのはあくまでゲームを楽しむためという「目的意識」を子どもたちにはもってもらうべく「今日はクリスマスの楽しいゲームをするために〇つ単語覚えるよ~♪いっくよ~♪」と明るく楽しく活動に入りましょうね!
今回ご紹介した15のゲーム、今年の英語のクリスマス活動に取り入れてみてはいかがでしょうか?
こちらで他のゲームやクイズをご紹介しています。
⇒クリスマスパーティー向けゲーム20選!子どもと一緒にできる簡単なゲームは?
⇒クリスマスの大人数用ゲーム!保育園、幼稚園、小学校でもできる簡単なゲームベスト7
⇒小学校や子ども会のクリスマス会に!小学生向き簡単な3択クイズ20選!
最後まで読んでくださりありがとうございます。