こんにちは。
元小学校教師、ともママです。
教員時代、そしてママとなった今でも子どもの生活習慣で頭を悩ませるのが「忘れ物」です。この忘れ物、どうやったら減らせるのでしょうか。
小学校低学年ならまだしも小学校3,4年生でもまだ忘れ物が多いお子様はなるべく早急に忘れ物を減らす解決策を考えていきましょう。
ここでは5つほど子どもの忘れ物をなくすコツをご紹介しています。
こちらは『うわさの保護者会』でテーマになった忘れ物の原因と対策についてまとめています。
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【小学生の忘れ物】NHK『噂の保護者会』で語られた忘れ物をする原因と対策
2018.06.15
コツ1. 絶対に責めない、怒らない
「どうしてあんたはいつも忘れるの?」
「また忘れたの?」
「またママが取りに行かなきゃじゃない!」
かつての私はよく忘れ物をする長女にこういう言葉を感情的になってよく浴びせていました。外出すれば帽子・水筒・傘などを忘れるので、その度に探したり取りに行ったりする労力を考えるとついイライラして娘にあたっていました。
また、教師時代の時も忘れ物には結構厳しくて、ハンカチ・ティッシュや宿題忘れは毎日のようにチェックして何度も忘れる児童には時折連絡帳でお知らせしていたように思います。
今思えば教師時代やママである現在、もう少し、子どもの気持ちに寄り添って進めるべきだったと反省しています。というのも、長娘の場合は、上記のように叱り続けた結果、「怒られたくない」と思うのか、心を閉ざし、忘れ物があっても隠したり、話してくれなくなったのです。
忘れ物をした子を叱り飛ばすのは簡単です。でも、怒ってしまうとうちの娘のように萎縮したり、反発したり、言い訳が出てきたりと解決とは反対の方向へいってしまいがちです。感情的にならずに辛抱強く原因を探って、次回忘れ物しないよう子どもと対策を考える方が時間も手間もかかりますが、やはり効果はこちらの方が数倍あります。
忘れたことを責めずに原因を探り、子どもと一緒に再発防止を考える。
そして出来たら褒める。
これが地味で根気がいる手法ですが、忘れ物をなくす一番ベースとなるのは間違いないですね。私自身気を付けたいと思います。
コツ2. 子どもが帰宅したらすぐにプリント類をチェックする
私が教員時代に目立って忘れ物をする児童はお家の人に配布されたプリント類を一切見せていない様子でした。それはランドセルの中をチェックすれば一目瞭然。昨日配布したお知らせのプリント、テストなどそのまま入っていることがしばしばありました。
宿題やお知らせプリントを始め、基本的に学校からは毎日配布物があると思ってください。
そして、お子様に必ず帰宅後なるべくすぐにプリント類を見せるよう習慣化させてください。特に学級通信には用意に時間がかかるもの(図工の材料、保護者のメッセージが必要なプリント)や、大事な提出物のお知らせが書かれています。プリントを確認後はできればお子様とその情報について話し合う時間も取られるとより忘れ物対策につながると思います。
コツ3. 連絡帳は小まめにチェックする
私もそうですが、なかなか毎日連絡帳をチェックされている保護者の方はいらっしゃらないのではないでしょうか。しかし、連絡帳には、時々担任から気になったことや未提出物の確認など大事なお知らせが書かれていることがあるので、やはり小まめにチェックされることをおススメします。
また、私は教員時代、朝子どもたちが連絡帳と宿題プリントを出す専用のかごをいつも目につく場所に設置していました。ほとんどの先生がこのように提出用のかごを用意されています。
ご家庭でもプリント類とこの連絡帳用のかごが設置してあれば、子どもの見せ忘れがぐんと減ると思いますので、ぜひ設置してみてはいかがでしょうか?
コツ4. 用意の基本は前日。置き場を決めておく
朝は何かとバタバタする時間帯です。この時間帯にその日の学校の用意をしているならすぐに改善するべきです。
学校の用意は基本的に前日の寝る前までに。できれば帰宅して宿題をやって明日の準備まで一つの流れにして行うとスムーズです。
また、明日の準備が完了したランドセルの置き場も決めておきましょう。ランドセルが定位置に置かれていないと朝になって「あれ?」と一瞬探したり、取りに行ったりして時間のロスになります。
コツ5. とにかく習慣化するまで声掛けをする
忘れ物に限らず、勉強でも言える事ですが、親も一生懸命になって声掛けしたり、一緒に取り組んだりしている間は、子どもも段々とできることが増えてそのうち一人ででもできるようになります。
しかし、時間が経てば、サボってしまったり、習慣そのものを忘れてしまったりすることがあります。そういう場合は、また親が何度でも声掛けし、サポートしてあげましょう。特に忘れっぽいお子様は忍耐強く長い目でお家の方は付き合ってあげて下さい。
親のサポート→一人でする→忘れる→また親のサポート→一人でする
このサイクルを続けることで自然にいつの間にか一人でも準備をできるようになります。ぜひ忘れ物を減らすため親と子、一致団結して取り組まれてはいかがでしょうか?
最後まで読んでくださりありがとうございます!