こんにちは!
元小学校教師の
ともです^^
2018年9月8日放送のKHK「噂の保護者会」のテーマは、
宿題
私が小学校の先生してた頃は、宿題を出す側として、毎日せっせと子どもたちに課題を与え、必死にチェック&採点してた宿題ですが、、、
母となった今では小2の娘が持ち帰ってくる宿題をいつ・いかに早く・本人の意思でさせるかで苦悩する毎日を過ごしています。。。
宿題は担任の先生の方針を知る上で、また家庭学習の定着を図る上でとても大切なモノ。
日々の生活に直結してるので、今回のテーマは食い入るように視聴しました。
そして、なんとか「本人がやる気になるコツはなんなのか?」という視点である結論に達しました。
最近の小学生って宿題にどう向き合っている?
「噂の保護者会」冒頭はお決まりの問題を抱える親子の例を紹介から。最初に紹介されたのは2人の小学生の男の子の普段の宿題の取組の様子でした。
・漢字3行書くのに40分!隼君(小2)の場合
いつも帰宅後すぐに宿題に取り組むことになっている隼君ですが、集中力が途切れがちで漢字練習の時は残り3行に45分も費やしていました。
お母さんが「だから早くやればいいのに」という言葉に
隼人君「うるさい!!」と逆切れ・・・(-_-;)
・宿題を朝にして間に合わない!大和君(小2)の場合
隼君家よりももっと大変そうなのが宿題を朝にする大和君家。
お父さんが「(登校時間まで)あと10分しかないよ!」とせかされながら宿題に取り組む大和君。
かなり追い込まれた状況で宿題をやっていますね(;^_^A
多くの子どもは宿題を「面倒」「飽きる!」
とネガティブにとらえている
また、小学生に 「宿題について」街頭インタビューした時の子どもたちの反応は、
すぐ飽きる
面倒くさい
とネガティブにとらえる子が多かったです。
確かに漢字練習や計算練習は単調で覚えるというより「こなす」感じでやりがち。
宿題をやる目的も
漢字を覚える
計算を早く正確にする
など本来の目的から

先生に怒られないため
やらなきゃいけないから
など子どもたちの中で目的がずれたり見失ったりしている様子が垣間見えました。
心理学者が勧める「やる気を高める7つの方法」
そんな宿題に後ろ向きな小学生のやる気を高めるにはどうすればよいのでしょうか?
「自ら学ぶ力」を育てる心理学の研究を長年されている京都教育大学、伊藤崇達(いとう たかみち)教授によると、
宿題は、単調で中身や期限が決まっていて、もともとやる気が起こりにくい。
と、宿題はもともとやる気が起こりにくいものであるときっぱり断言!
専門家がそう言うのですから、子どもが宿題を「飽きる」「めんどう」とマイナスにとらえても仕方ないですね(;^_^A
また、伊藤教授はそう定義づけた上で、次の7つを紹介。
ただし、伊藤教授、尾木ママの両方から「ごほうび」に対してこんな注意事項も。
・たまにやる気が出ない時はご褒美もいいが、(多用すると)学習よりご褒美が目的になってしまったり、ご褒美がどんどん高額なものにエスカレートする恐れがあるので注意が必要。
・モノより言葉かけが大事。ほめたりママの手作りのトロフィーをあげたりして伝えること。
でも、実際に上記の7つの方法を試そうとしてもうまくいかないご家庭もあるかと思うんですよね。
友達とそう毎日宿題は出来ないし、
将来の夢より目の前のテレビや漫画、ゲームに夢中になる子はいっぱいいるだろうし、
机をキレイに片づけてやメリハリ・・・なんていうのはちょっと小学校低学年ではまだ難しいし。
少し私の考えるやる気を引き出す方法としてはレベルが高いように感じました。
そこで、これら7つの方法ではなく、その後にあるホゴシャーズが紹介したある言葉掛けを実践してみました。
すると、長女のやる気をほんの少し引き出す事に成功しました!
「やりなさい!」を辞めてある言葉かけに変えると…
小2の娘は、週2ペースでお習い事があるものの、学童や部活へ行っていない分まだ放課後に余裕があります。
そして専業主婦の私は在宅なので、言葉かけができるお陰で宿題は夕飯前に済ませることができています。
がしか~し、、、
こちらから声を掛けないと本を読んだり、お菓子を食べたり、扇風機の前で涼んだりと一向に宿題しない娘についつい「宿題はいつするの?」とか「早く宿題してしまいなさい」など口やかましく言ってしまいます。

そうすると、娘も言われたくないからコソコソとトイレで本を読んだり、私に隠れてコッソリ自分の好きな事をするという良くない癖がついちゃいました。
そこで、番組を観て「やりなさい!」をある言葉かけに変えてみたんですね。
その紹介された言葉かけとは
「きょうの予定は?」
とこれだけ聞くこと。
すると、長女、「3時50分からする!」とやる気モードで返事。
実際は5分程度遅れましたが、食べていたおやつを切り上げて自分から宿題をその日はやっていました。
私が一方的に「やりなさい!」と言われて、しぶし~ぶやる宿題の様子とは全く違っていました。
尾木ママも「自分で何かを決定し、遂行できるというのは子どもにとってうれしいもの」とコメントしていました。
番組では10歳になる頃までには自分で帰宅後のスケジュールを考える習慣をつけるのが望ましいとのことでした。
この後、「やる気の出る宿題」というテーマで秋田県の自学ノートが紹介されていました。学校側の取組なので、保護者側は選択の余地なくその方針に従うまで・・・といった感じですが、
今後はこういう「調べ学習」「自分で課題を見つけて自分で宿題内容を決める」方針へ学校は向かうようですね。
宿題に向かう子どものやる気を出すには?
今回、KNK「噂の保護者会」を視聴してわかった宿題で子どものやる気を出す方法をまとめます。
【 伊藤崇達(いとう たかみち)教授が提言する7つの方法 】
友達とやる
メリハリをつける
ごほうびを与える
簡単なところからやる
将来の夢をイメージする
机を片づけてからやる
興味・趣味に関連させながら取り組ませる
※ただし、小学校3年生~6年生位を想定したものもあり、低学年には難しい方法もある。
【 子どものやる気が出る声掛け 】
・「やりなさい!」「早くしなさい!」など一方的な言い方でなく、「今日の予定は?」と子どもに宿題をする時間を決定させる。
子どもの年齢や、放課後の過ごし方の違い(塾、習い事、学童の有無など)でそれぞれケースが異なるので、一概に上記の方法が効果が出るわけではないですが、
親の声かけ一つを心掛けて変えるだけでも変化が生まれます。
ぜひどれでもいいので、取組みやすいものにチャレンジして宿題とうまく向き合うきっかけにしてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでくださりありがとうございます。