子どもの英語教育いつから始めるのがベスト?3~6歳児編

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前回は、「子どもの英語教育いつから始めるのがベスト?赤ちゃん編 」で、赤ちゃん期から英語教育を始めるメリット・デメリットをお話しました。今回は、3歳から始めるメリット・デメリットです。

 

「三つ子の魂百まで」と言われるほど、成長期において大きな節目である3歳前後に英語教育を始めるとどういった効果や注意点が出てくるでしょうか?

 

3歳頃から始めるメリット

1.早く自然に英語が身に付く

出典:http://shichida.tokyo/feature/

 

幼児期は脳が急速に発達する時期で、
特に3歳までに脳は60%程度与えられる刺激に応じて形成されるといいます。

 

特に言語習得に関しては、0~6歳頃までの時期に英語の音に触れさせておくと、小学生に比べ格段に早く自然に意味を聞き取れるようになります。

 

それをとても実感したのが、母子でフィリピン留学した近藤英恵(こんどうえり)さんのブログを読んだ時でした。

 

ブログには、7歳の息子さんと2娘さんの英語の身に付け方の違いが紹介されていました。

 

日本語脳が出来上がっていた当時7歳のお兄ちゃんがフィリピンで英語を身に着けるには最初そうとう苦労したそうです。

 

一方、2歳で現地のモンテッソーリ教育の幼稚園へ通い始めた妹さんはまるで母国語を覚えるかのようにすんなりと英語を習得できたと言います。

 

 

近藤さんのブログでは、

 

「異なる周波数をキャッチできる力を鍛えることが出来るのは
4歳~7歳頃まで」

 

という研究結果も紹介されていました。

 

つまり日本人の苦手な「L」と「R」の違いなど日本語にない英語の音をを聞き分けるには遅くともこの4~7歳までに英語をに触れておく必要があるというわけです。

 

 

2. 取り組みの範囲が赤ちゃん期より広がる

まだ言葉をほとんど発しない赤ちゃん期に英語育児を始めると成果が見えず、不安になる方もいるかと思います。

 

それに比べると3歳位なら絵本の読み聞かせやDVD視聴に加え、簡単なゲームやワークなど幅広く英語の活動が出来るようになるので、子どもの反応や成長も見えてママも楽しくなります。

 

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3. 日本語をベースに英語を理解することもできる

また、3歳から始めると日本語ですでに物事を理解しているので、英語→日本語に置き換えて理解できるようになります。

 

わが家の場合、3歳から英語教育を始めた次女は1歳半からネィティブ方式(オールイングリッシュで英語を学ぶ方法)で学んだ長女と違って、よく耳で聞いた英語を「〇〇って日本語で△△のこと?」と私に確認していました。

 

よく幼少期は英語を英語のまま理解できるネイティブ方式でやった方がいいと聞きますし、実際、ディズニーの英語システムや他の多くの子ども向け英語教材もこのネイティブ方式を提唱しています。

 

しかし、英語のもつイメージを日本語でも共有出来たらそれはそれで理解が深まり、私はプラスになると思うので、あえて日本語も交えて英語が理解できる手助けをしています。

 

3歳頃から始めるデメリット

1.まだまだ集中力がなく、好みが分れる

この頃に英語教育を始める最大の難関はそう

 

「イヤイヤ期」

 

であるということです。

 

3歳児はまだ集中力が持たず、その時の気分にかなり左右されます。

 

実際、現在4歳の次女も気分にムラがあるので、1回の取り組みでそんなに多くの事はできません。

 

また、好みも出てくるので、セットの英語絵本教材を購入しても全て読んでくれるわけではなく、全く読まずお蔵入りになる本も珍しくありません。

 

実際、うちの長女はディズニーの英語システムのシングアロングは全然食いつきませんでしたが、なぜかZippyシリーズと言うオリジナルキャラのDVDが大好きでそれならよく観てくれました。

 

一種ばくちのような感じで教材を買っていたのを覚えています。

 

 

2. グループレッスンやスカイプレッスンは効率が悪い

また、この時期は、まだ他者とのコミュニケーションが未発達なので、英語学習の基本に子どものみ受講するグループレッスンを持ってくるのは、お勧めできません。

 

スカイプレッスンはもっとハードルが高いです。

 

長女は1歳半と3歳、そして現在7歳と計3回スカイプレッスンにチャレンジしました。

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1歳半になぜスカイプをさせたのか、今思えば血迷っていたとしか思えませんが、当時は私も必死だったんでしょうね。
もちろん、レッスンは成り立たず、動画ばかり見せられていました。

 

 

3歳頃もう一度チャレンジ!・・・しましたが、長女は恥ずかしがってすぐに逃げ出し、
レッスンそのものもただ単語を言わせるという制限的なものだったのですぐに辞めました。

 

 

そして現在7歳になった12月から約5か月間スカイプをしていますが、
ようやく、ようやくレッスンが成立するようになりました!!

 

 

また、私の周囲の英語教育に熱心なお母様方や知り合いの英語講師の話を聞くと、

 

英会話のグループレッスンは幼稚園児だけではレッスンが成り立たない日もあり、講師も親も
苦労している感じでした。

 

という訳で、この時期は、子どもだけのグループレッスンやスカイプレッスンはあまりおススメしません。

 

焦る必要はない。
でも3歳位から英語の音には触れさせておくのがベター

PRESIDENT Onlineのこの記事(「ペラペラな親ほど早期英語教育に“冷淡”」)を読むと、日英バイリンガルの親ほど自身の子どもの英語教育には慎重で子どもに負荷を与えない程度に英語に触れさせているようです。

 

また、バイリンガルの親が英語の早期教育に偏らない理由に

 

「本人がやる気になればできる。それまで英語の環境を整えるにとどめる」

 

というように、子どもが自らやるタイミングまで待つという本人の意思を尊重する様子もうかがえました。

 

 

私自身、幼い長女に熱心に英語教育をするあまり、一時期日本語が遅れるという経験をしたので、次女にはリスニン英グ中心で語り掛けはほとんどしませんでした。

 

その一方で、やはりこの時期にリスニングやリーディングなどのインプットをすることは一定の効果が期待できます。例えば、7歳の長女は日本語の影響で英語の発音も日本語訛りになってしまいましたが、

 

4歳の次女は「L」と「R」の発音は一丁前にできます。

 

このように早めに始めておくと特にリスニングにおいてはアドバンテージがもらえるので、負担にならない程度に英語にふれてみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでくださりありがとうございます!

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