子育て時に避けては通れない子供のSNS利用問題。日本では小学生からスマホを持つ子供も増え、家庭内でSNSやインターネットの利用を許可している親御さんも多いでしょう。
今回はExpressVPNの調査から、アメリカとイギリスの子供のSNS利用実態をご紹介します。この調査では、インターネットにアクセスできる米国と英国の4歳~13歳の子ども2,000人以上とその保護者(大人2,000人以上)を対象に、調査を実施しています。
結果1. 子供の半数以上はインターネットを利用
日本と同じく、欧米でも子供のSNS利用率は高くなっていることがわかりますね。利用SNSは主にYoutubeやNetflixなどがの動画配信サービスが多く、87%の保護者が子供にそれらサービスの利用を許可しています。
また、半数以上の親が1日1回は子供がインターネットで何をしているかチェックしているようです。
結果2. 親が心配する子供のネット問題は「いじめ」が1位
インターネットの普及によってネットいじめの増加も世界中で起きています。アメリカやイギリスでもネットいじめは大きな問題なようで、59%の親がネットいじめを懸念しています。1位に続き2位は「グルーミング(子どもがネット上の性犯罪者に狙われること)」で、こちらも日本と同じような状況ではないでしょうか。
結果3. 子供が実際に体験するネット問題1位は「他人からの失礼な言動」
実際に子供達が経験したネット問題1位は「ネット上で暴言や悪口を言われたこと(他人からの失礼な言動)」です。また、22%の子供達がネットいじめに遭ったことを認めています。これらの経験はYoutube、Facebook、Tiktokなどで起こっているようです。
本調査の結果によると、アメリカ・イギリスでも日本と同じような問題点があるようですね。スマホや携帯電話は防犯にもなりますし、子供にインターネット利用を全くさせない選択は難しいでしょう。しかし、利用前に家庭内で使い方や懸念点について一緒に話し合い、何かあった時に子供がすぐに親に相談できるようなコミュニケーションを撮ることが大切でしょう。