子ども向けのマジックをお探しですか?
ここでは、幼稚園、保育園へ通う幼児~小学校低学年位までの子ども向けの簡単なマジックや手品を紹介しています。
今回は、「変身牛乳パック」。
魔法の黒いカバーをかけると、あら不思議!牛乳パックが野菜ジュースパックに変身し、最後はペットボトルのジュースに大変身します。
演じる時間はわずか2分!材料もすべて100均でそろえられるのもで、初心者でもトライしやすいかと思います。
それでは早速見てみましょう!
時間の目安
2分間
準備するもの
- 牛乳パック1000ml
- 野菜ジュースパック1000ml
- 黒の画用紙
- セロハンテープ(画像無し)
- ハサミとカッター
- 両面テープ
- ホッチキス
- 30㎝ものさし(画像無し)
- 鉛筆かペン(画像無し)
※両面テープ、画用紙はダイソーのものです。
- ペットボトルのジュース(350ml~410ml)
黒いパックの中に入れるペットボトルのジュースは500mlでは重く入れにくいので、ワンサイズ小さめのペットボトルのジュースを選んでください。
「変身牛乳パック」の作り方
①飲み口を開いて、底を画像のように切り落とす。
②牛乳パックも野菜ジュースパックと同じように口を開き、底を切り取る。
③野菜ジュースパックを画像のように切り、半分だけ使う。
④両面テープを野菜ジュースパックの裏面の端全体に貼る。
⑤牛乳パックに先ほどの野菜ジュースパックを貼り付ける。
⑥次に黒いカバーを作る。A4サイズの黒い画用紙を2枚セロハンテープで貼り合わせる。
⑦物差しで横450㎜、縦300㎜測り、切り取る。
⑧端から75㎜とり、その線を基準に6等分に折り目をつけていく。
最後は75㎜未満の長さが残る。
⑨牛乳パックに巻いていく。この時、写真のように牛乳パックの下部分は画用紙が余っている状態になっている。
⑩両面テープをはがし、最後の部分を貼り合わせる。
⑪上部を牛乳パックの形に折る。最上部はホッチキスで留める。
※ホッチキスで留める際は、黒の画用紙部分のみで、牛乳パックは留めないように注意しましょう!
⑫牛乳パックの上からかぶせる。
牛乳パック下部分が黒いカバーからはみ出さないように切って調節して下さい。
⑬最後にペットボトルのジュースを黒いカバーに入れて準備完了!
マジックの手順
①魔法の黒いカバーの中に牛乳パックがあることを紹介。
先生:「ここに魔法の黒いカバーがあります。」
先生:「(カバーを引き上げながら)これな~んだ?」
子ども:「ぎゅうにゅう!」
先生:「そうだね。牛乳パックだね。」
この時、牛乳パックの中にはペットボトルのジュースが隠れている状態です。ジュースが見えないように底を手で押さえます。
② 魔法をかける。
先生:「それではもう一度カバーをかぶせて魔法をかけてみましょう。
ちちんぷいぷいの~ぷい!」
先生:「すると~(ゆっくりと黒いカバーを持ち上げながら)、はい、これな~んだ?」
子ども:「野菜ジュース!」
先生:「そうだね~!牛乳が野菜ジュースに変身しました~」
黒いカバーをはめて魔法をかける時に、不自然にならないようにカバーを回します。そしてカバーを持ち上げる時、下から見えるパックを確認して野菜ジュースが前に来るように微調整します。
③黒いカバーの中には何もないことをアピール
先生:「でも~、カバーの中には何にもありません。」
④もう一度カバーをかぶせ、再び魔法をかける。
先生:「それでは、もう一度カバーをかぶせてもっと強力な魔法をかけてみましょう。」
先生:「ちちんぷいぷいの~~ぷい!やっ!」
1回目よりももっとオーバーに魔法のセリフも付け足して演じます。
⑤ペットボトルのジュースを取り出す。
先生:「すると~(ゆっくりとカバーを持ち上げる)」
先生:「今度はペットボトルのジュースに大変身しました~!」
最後に黒いカバーと牛乳パックを一緒に引き上げて、中に入っていたジュースを見せます。
⑥ 成功を告げて終了。
先生:「マジック大成功~!おしまい。」
タネ明かし
タネ①
黒いカバーをはめて子どもたちにばれないようにさりげなく体の向きを変えたり、カバーを回したりしてから、野菜ジュースの面が正面に見えるようにしてカバーをはずします。
タネ②
最後に黒いカバーと牛乳パックを一緒に引き上げることで中に入っていたペットボトルのジュースを見せます。
演じ方のポイント
初心者がマジックする場合、手の動きなどのテクニックはどうしても苦手。
練習時間もそんなにとれませんよね?
そこで、ちょっと意識するだけでマジックの精度がグンッと上がる「演じ方」のポイントを5つご紹介します♪
①(演じる前)子どもたちとマジックを見る際の約束を決める
好奇心旺盛な子どもたちにマジックを見せると、タネを見たくて演者近づいてきたり、「あ、わかった!〇〇だ~!」とタネ明かししたりする子がいますよね?
そうすると、動揺してパニックになっちゃうことも。そこで、マジックを始める前に
- 「立ち上がったり、動いたりしないでね。」
- 「タネがわかってもないしょにしてね。」
と子どもたちと約束しておくといいでしょう。
②落ち着いて演じる
初めてマジックを演じる時はどうしても緊張して動きがぎこちなくなったり、タネがバレそうになりあわてたりしがち。そうならないよう、練習の時は失敗も想定して落ち着いて演じる事を心がけましょう。
うまくできた経験があるとあとも落ち着いてできるので、最初は簡単なマジックからチャレンジして成功させて自信をつけるのがお勧めです♪
③表情で雰囲気をつくる
マジックを進行するだけで頭がいっぱいになっていませんか?
マジックは、タネや手順をきちんと行うだけでは、雰囲気が出ません。
初心者でもプロのマジシャンになったつもりで、目線や表情など体全体で雰囲気を作って演じましょう。練習するときは、鏡の前で行うと効果的!
④目線と身ぶりで思い切りアピール!
観客にタネを意識させないことがマジックを演じる時の最大のポイント!
何か現象が起こった時は、タネとは別の方に視線を送って注目させたり、やや大げさに演じましょう。そうすることで、観客の意識をタネから遠ざけることができます。
⑤失敗しても最後まであきらめない!
マジックに失敗は付き物。
初心者ならなおさらです!
なので、失敗しても動揺したりごまかしたりせずにすなおに伝えましょうね。
再演可能な場合は、
「うまくいったら拍手してね」
「もう一度やるから応援してね」
と言ってから行うと、子どもたちは味方になって、温かく見てくれますよ♪
参考書はこちら
掲載されているマジックはどれも初心者向けでマジックを初めて子供向けにする予定の方にはピッタリの本です。
まとめ
この「変身牛乳パック」、材料を100均で全部揃えられる上、テクニックがほとんどいらない初心者向けの簡単なマジックです。
あやしまれないためには、見せる時はしっかり見せて、思いっきりオーバーに演じると盛り上がりますよ!
牛乳パック⇒野菜ジュースパックに向きを変える時だけ不自然にならないように注意してくださいね。ぜひ保育園の誕生会や色々な集会の時にトライしてみてはいかが?
最後まで読んでくださりありがとうございます。