英検4級何問間違えたら不合格になるのか、不安に思っている方は多いのではないでしょうか。合格ラインが明確に示されていないため、「あと何問正解すれば大丈夫？」と悩むのも無理はありません。この記事では、リーディング・リスニングの配点や必要な正答率、さらに落ちやすいポイントまで詳しく解説していきます。英検4級合格に向けて、自分の実力を正しく見極めるための指標を知っておきましょう。
英検4級何問間違えたら不合格？基本的な合格ラインとは
英検4級は「リーディング（35問）」と「リスニング（30問）」の2セクションで構成されています。スピーキングは別途申し込みが必要ですが、筆記試験の合否とは直接関係ありません。合格の判定は、全体のスコアに基づいて行われるため、「◯問正解すれば合格」という絶対的な基準は公表されていません。しかし、実際の合格者の傾向やデータを見ていくと、一定の目安は存在します。
英検4級の合格ラインは、おおよそ65〜70％の正答率と言われています。つまり、全65問中、45問以上正解できれば合格圏内に入る可能性が高いということです。ただし、各セクションの得点もバランスよく取れていることが望ましく、一方だけで極端に点が低い場合には合格が難しくなることもあります。さらに、CEFR（ヨーロッパ言語共通参照枠）に基づくスコア判定も導入されており、英検4級の合格に必要な目安はA1レベル程度とされています。
また、2021年以降、英検の採点方式は「CSEスコア」を用いた標準化に切り替わっています。リーディング・リスニングそれぞれ650点満点、合計1300点満点中、概ね870点以上を取ることで合格に近づけます。このことからも、特定の問題数にこだわるのではなく、全体の理解力と安定した正答力が求められるといえるでしょう。
英検4級の配点と各セクションの重要性
英検4級に合格するためには、単に問題数をこなすだけでなく、各セクションの配点や構成をしっかり理解しておく必要があります。
リーディングとリスニングの配点バランス
リーディングは35問、リスニングは30問出題されます。問題数だけを見るとリーディングが多いように感じますが、スコア的にはリーディング・リスニングともに650点満点で評価されます。
つまり、「リーディングだけ完璧にしておけば安心」という考え方は通用しません。両セクションをバランスよく得点することが非常に重要です。特にリスニングが苦手な場合は、正答数の少なさが全体スコアに大きな影響を与える可能性があります。
セクション別の平均点と合格点の目安
過去の受験者データから見ると、多くの合格者はリーディング・リスニング共に70％前後の正答率を確保しています。CSEスコアで870点以上を目指すには、それぞれのセクションでおおよそ450点以上を取る必要があるため、片方だけ高得点でももう一方が著しく低ければ不合格の可能性もあります。
スピーキング（面接）は必要？
英検4級には筆記試験とリスニングの他に、希望者のみが受けられるスピーキングテスト（録音形式）も存在します。ただし、これは合否判定には直接影響しません。任意参加であり、あくまで英語運用能力を測る補足的なテストです。
そのため、「英検4級何問間違えたら不合格なのか」を意識しながら、合格を目指す上で最優先すべきはリーディングとリスニングです。。ただし、英語力を全体的に高めたい方にはスピーキングも強化すべきポイントといえます。
英検4級に落ちる原因とその対策
英検4級で不合格になる大きな原因の一つが、リスニング対策の不足です。英語を聞き慣れていないと、簡単な内容でも聞き取れず、得点につながりません。特にリスニングは配点が高く、少しのミスが合否を左右するため、日頃から英語音声に触れる練習が必要です。設問を先に読み、聞き取りのポイントを絞るトレーニングも効果的です。
また、語彙力や文法の基礎が不十分な場合、リーディングでも点を落としやすくなります。英検4級は中学初級レベルの内容が中心なので、単語帳や公式問題集を使って、頻出単語や基本文法をしっかり押さえることが重要です。
さらに、試験時間の配分ミスもよくある失敗です。リーディングに時間をかけすぎて最後の問題に手が回らないというケースも多いため、時間を計って過去問を解く練習がおすすめです。正しい対策をとれば、誰でも合格ラインに届く力を身につけることができます。
まとめ
英検4級何問間違えたら不合格になるのかは明確に決まっていませんが、おおよそ65〜70％の正答率、つまり全65問中およそ20問以上の間違いがあると合格は難しくなります。配点のバランスやCSEスコアの仕組みを理解したうえで、リーディングとリスニングの両方をバランスよく対策することが合格への鍵です。
よくある質問（FAQ）
英検4級何問間違えたら不合格ですか？
明確な不合格ラインは公表されていませんが、全65問中20問以上間違えると不合格になる可能性が高いです。正答率でいうと約65〜70％以上が合格の目安とされています。
リーディングとリスニング、どちらを重視すべきですか？
どちらも同じCSEスコア（650点満点）で評価されるため、片方だけではなく両方の対策が必要です。特にリスニングは得点の比重が高くなる傾向があるため、バランスのよい学習が大切です。
スピーキングテストは合否に関係しますか？
英検4級のスピーキングは任意で受験する形式であり、筆記試験（リーディング・リスニング）の合否には影響しません。ただし、英語力全体を向上させたい方にはおすすめです。
どのような教材で勉強すればよいですか？
英検公式問題集、4級用単語帳、過去問、YouTubeのリスニング教材などが効果的です。自分の弱点に合った教材を選びましょう。
時間配分はどれくらいが理想ですか？
試験時間は60分で全65問あるため、1問あたり1分以内で解くペースが理想です。過去問を使って時間を意識した練習をしましょう。
