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技術が変える仕事と職業 これから求められる力とは

働き方が変わってきた、という話をよく耳にします。ただ、実際に何がどう変わり、これから何を身につければよいのかとなると、具体的な話は意外と少ないものです。ここでは、技術が仕事に与えている影響を、自動化、人工知能、離れた場所での勤務という三つの角度から整理し、そのうえで求められる力について考えてみます。

自動化が届く仕事と届かない仕事

まず自動化です。機械に置き換わりやすいのは、手順が決まっていて、判断の幅が狭い仕事だと言われています。数字を写し替える作業、決まった書式で書類を作る作業、在庫を数える作業などが典型です。これは決して新しい話ではなく、計算機が事務所に入った時点から続いてきた流れですが、近ごろは当てはまる範囲が一段と広がりました。以前は人の目でなければ難しかった検品や、電話での決まりきった受け答えまで、機械が担うようになっています。

次に人工知能です。ここで押さえておきたいのは、これが仕事を丸ごと奪う道具ではなく、仕事の中の一部の工程を早める道具だという点です。文章の下書き、要点の整理、外国語への置き換え、図表のたたき台づくりといった工程は、たしかに大幅に短縮されます。しかし、そもそも何を作るべきかを決めること、出てきた結果が正しいか見極めること、そして責任を持って世に出すことは、依然として人の役目です。使いこなす人とそうでない人の差が、そのまま仕事の速さの差になりつつあります。

働く場所と評価のされ方

働く場所も変わりました。自宅や地方から仕事に参加する形が定着し、住む場所を理由に仕事を諦める必要は薄れています。その一方で、顔を合わせない相手に自分の状況を正しく伝える力、文章だけで誤解なく依頼する力が、以前より重く問われるようになりました。時間の使い方も自分に委ねられるため、働いた長さではなく成果で評価される場面が増えています。その分、休む時間を自分で作る必要も出てきました。昼に散歩へ出る、区切りのついたところでPlayBazeのような場所をのぞいて気を抜くといった小さな習慣が、家で働く人ほど大切になります。

影響の出方は職種によってずいぶん違います。事務や経理のように書類を扱う仕事では、確認と判断が中心の役割へと重心が移りつつあります。製造や物流では、機械を動かす技能そのものより、止まったときに原因を探る力が重んじられるようになりました。接客や医療、教育のように人と向き合う仕事は置き換わりにくいものの、記録や連絡の部分は着実に自動化され、その分だけ人と接する時間に振り向けられています。つまり、仕事が消えるというより、一つの仕事の中身が入れ替わっていると考えたほうが実際に近いのです。

人にしか担えない部分も、あらためて見えてきました。相手の事情をくみ取って落としどころを探すこと、はっきりした正解のない場面で決断すること、そして決めたことの責任を引き受けること。この三つは、どれほど計算が速くなっても機械には預けられません。むしろ、単純な作業に取られていた時間が減るほど、こうした力の差が目立つようになります。日々の仕事の中で、判断した理由を言葉にして残す習慣をつけておくと、後から大きな財産になります。

これから生まれる役割と必要な力

新しい仕事も生まれています。人工知能に的確な指示を出して望む結果を引き出す役割、集めた情報を整理して使える形に直す役割、自動で動く仕組みが正しく働いているか見守り、不具合を直す役割などです。いずれも、技術そのものを一から作る力より、技術と現場の間をつなぐ力が中心にあります。専門の教育を受けていなくても、今の仕事の知識と組み合わせることで入口が開ける分野です。

では何を身につければよいのでしょうか。答えを一つに絞るなら、学び直しを習慣にすることです。具体的には、新しい道具が出たらまず自分の仕事で試してみること、そして結果を人に説明できるまで理解することです。根を詰めすぎず、少しずつ手を広げていけば十分に間に合います。変化の速さに不安を覚える人は多いのですが、必要なのはすべてを追いかける体力ではなく、必要になったときに学べる姿勢のほうです。